めも帖

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IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術

読むきっかけ

唐突に、会社で「IAですよ!」って話になりました。正直、「IAかあ…懐かしいなあ」なんて思いました。 受託のウェブサイト制作なんかをしているときは、なんだかんだと、サイトマップとか、画面構成とか、作っているんです。もちろん、成果物の出来としていいのか?という疑問はあります。 それでも、制作には必要になってくるし、関係者が理解できたらいいような気もして、あまり勉強していなかった分野になっていました。もちろん、IA の指し示す分野は、もっともっと広いとは思うんですけれど... というわけで、IA について、改めて?というか、本を一冊きちんと読んでおこうと思いました。

おすすめ

情報が増えてきて、サイトの作りに悩んでいる方。 もしくは、サイトマップとか、画面構成とか関係ないぜ!という人に、どうぞ。

ちなみに、達人出版会で電子書籍が買えるので、それもいいですよね     

読書メモは、以下のとおり

成果物

  • ピーター・モービル
  • ユーザーエクスペリエンスの成果物リスト システムマップと、プロセスフローの違い
  • IA One Sheeters
  • 情報をどのように組織化し、ラベルづけすればよいのか?
  • そのインターフェイスを通じて、ユーザーをどのように目的の情報まで導けばよいか?

情報の分類

LATCH法

  • ロケーション
  • アルファベット
  • 時間(Time)
  • カテゴリー(分野)
  • ヒエラルキー

コウモリ問題

コンテンツ

  • 最低限必要なコンテンツ
  • 必要不可欠なコンテンツ
    • AISASに基づいて考えられる

メニュー

  • 企業サイトにおけるメニューの標準化
  • ユニバーサルメニュー

カードソーティング

  • 書籍、デザイニング ウェブナビゲーション
  • 見えてる情報と、見えていない情報を結びつける
  • 意味あるシーンを考えてラベル付けしていく
  • 見えていない情報を、どれだけ連想できるか?

サイトストラクチャー

  • 階層型分類構造
  • ファセット型構造
  • ウェブ型構造
  • ハブ&スポーク型構造
  • 直線型構造

サイトストラクチャの設計力をあげるには?

  • 先入観を捨てる
  • 紙面のスペースを考えない
  • MECE(ミーシー、ミッシー)で考えない

同業種のサイト構造を比較する

ナビゲーションのパターン

長谷川敦士さんが、七つにまとめた

  • 階層型ナビゲーション
  • 機能ナビゲーション
    • 目的の情報をすぐに使って欲しい時
  • 関連ナビゲーション
    • 効果的なレコメンドをしたい時
  • ダイレクトナビゲーション
    • 一番強調したい
  • パンくずナビゲーション
    • 位置情報を示す時
  • ステップナビゲーション
    • 同じような種類の情報が多い時
  • ダイナミックナビゲーション
    • キーワードがわかっていれば候補から選択して欲しい時

ナビゲーションの課題

エリアの原則の前に。

  • 情報アーキテクチャ     - ファインダビリティ
    • 見つけやすい、探しやすく
  • 情報デザイン
    • わかりやすく、理解しやすくする
    • ドナルド・A・ノーマン。「誰のためのデザイン?」
  • 画面内のエリア定義
  • 画面前後のフローの決定
  • 画面内の機能の決定

三つのエリア

  • コンテキスト、文脈
  • リレイテッド、関連
  • コンテンツ、本文

エリアの課題

  • リンクをどのように繋げるか?は、クリティカルパスになりうる
  • 画面内に要素が増えて、本来の目的がわからなくなる
  • 要素か が増えて、縦長になる
  • どのページが、どのレイアウトになるか判断がつかない

ワイヤーフレームとは?

ワイヤーフレームの目的

  • レイアウトを決める
  • ビジュアルデザインを決める
  • プロトタイピングとして試す
  • 原稿を決める
    • 問題になりやすい
  • 仕様書としてまとめる - 役割りを考えると、適切なツールで分けるのがよい

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