めも帖

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生命保険のカラクリ

生命保険のカラクリが本当に書いてある本。書いてあるのがカラクリの全てという訳ではないのだろうけれど、どんなふうに生命保険会社が利益を生んでいるのか知ることが出来る1冊。社会人になると、「保険」というのにはいらないと行けないと思いつつも、30歳過ぎるまで入っていませんでした。加入前に読んでおけば良かった、と思わせる1冊。

最近本を読んでいて思うのですが、原理や、現象の裏をもう少し丁寧に観ていかないと、自分がだまされている、もしくは、流行にのっているだけになってしまうことを感じています。
「生命保険のカラクリ」では、日本での生命保険の歴史と、海外との比較を交えて、カラクリをじわじわと明らかにしてくれる本です。歴史(経緯)や、比較があると、個人的には理解が進むように思います(思っているだけかもしれません)。

既に生命保険に加入している身としては、改めて補償内容、支払い金額の確認をした方が良さそうです。必要以上に払っている可能性もありますから(その辺りは、加入時に調べたのだけれど、再度)。公的な制度の確認も必要そうです。「高額療養費(制度)」というのもあったり、「遺族年金」なども考えておいた方が良さそう
あと、子どもが出来たときなどは、補償内容を見直すことを考えた方が良さそうです。子どもが大学卒業するまでのことを考えておきたいですしね。
あとは、医療保険についてなのですが、一番困るのが死亡でもなく、入院でもなく、障害などで収入は無いけれど、支払いが続く場合の状態になった時の補償です。本を読んでいると、この辺りについては書いていないけれど(具体的な生命保険の加入方法についての本ではないので)、一番気になった点です。

生命保険も金融商品の一つ。大きな買い物となりますが、改めて何が必要で、今後どうやって生活するのか?など考えるのが、一番大切なことなんだと痛感

生命保険のカラクリ (文春新書)

生命保険のカラクリ (文春新書)

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