ギネスの哲学
読むきっかけ
どいうわけでか、知ったのです。
それほど、書評が見当たる本でもないし、なんでだか思い出せない…
読んでみて
企業哲学の話になるのですが、ギネス一族(社)の歴史に、一体何があったのか?が書かれた一冊になります。
そいうわけで、歴史書の趣があるので、歴史書が苦手だと辛い一冊かもしれません。
また、企業哲学の話でもあるので、企業経営をされている方にオススメなのかもしれないのですが、残念ながら経営したことがないので、想像になってしまいます。
とはいえ、ギネス一族が残したものは、大きかったのがよくわかります。現在の企業がなすべきことなのか?というのは、疑問に思う点もありますが、時代が必要としていたのだと思います。
ギネスって、戦前ぐらいまで広告を出していなかった、というのを知ったのは驚きでした。製品の力だけで、世界に広まっていっていたのかと思うと、恐ろしい製品の魅力です。ビールが大切な飲み物(清潔な飲み物として、水の代わりとして、飲まれていた)としても、生き残っていくということは、魅力的な製品だったのだと思います。
その過程で生まれてきたのが、ギネスブック。ここで思い出したのですが、「ギネス」ブックですものね。「ミュシュラン」が、タイヤメーカーのミュシュランであるように、世界一を集めた「ギネス」ブックは、ギネスなんですね。
ギネスといえば、黒いビール。で、普段お店で見るアルミ缶のギネスは、「ドラフトギネス」。で、ギネス創業時からの、ギネスは、ギネススタウト。本の中に出てくるビールと、普段見かけるアルミ缶のギネスは、結構、違うらしいのです。気になるなあ。