めも帖

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不格好経営

読むきっかけ

旦那さんの病気の看護という事で、社長を退いた事が印象的だった南場さんの一冊。 facebook上で、はてなの近藤さん(id:jkondo)が、泣いた、というのが流れていて、気になったのが手にしたきっかけの一つ。

読んでみて

DeNAというと、モバイルのサービス提供会社というイメージ。また、開発に関わるものからすると、川崎さん、Perlというイメージがあります。ただ、ちょっと、他の会社とは、やり方が異なるというか、距離感があるようなイメージです。

書籍とは、全然関係ないけれど、開発について、距離感があるように感じた理由があります。川崎さんの名前ばかりでていて、全体像が見えなくて、見ようとするコストよりも、他の事が気になって、DeNAについて見えてなかったんじゃないか?というもの。

川崎さんの名前は、この書籍の中でも、よく出てきます。 そのなかで、印象的なのが、南場さんが開発に関してや、開発担当に関わる人材育成や、人材獲得、技術に対しての話や、考えがでてくる事が、意外でした。

livedoorだとか、はてなとか、mixiとか、sixaprtとか(Perl中心の会社をあげてみた)は、社長もしくは、役員などが技術について、熱く(厚く)語ることがウェブや、開発者向けイベントであり、人材獲得、人材育成に成功している印象があります。 もちろん、そうではない会社もあって、Cookpadなんかは、人が人を呼んでいる感じで、それはなかなか難しそう(というか、難しい)。

そうした立ち位置とは異なるかもしれないけれど、南場さんも、技術者採用について、いろいろと考えられていたことが伝わります。

結構、色々な方が、ホイホイと出てきます。 なんだか、さらりと書かれていたりするけれど、その書き方加減が、DeNAの持ち味となっているのか?南場さん特有のものなのかは、ご本人を存じ上げないので、わかりません。 けれど、南場さんを通して、DeNAを作り出す、作り出している人たち、人と人の繋がりが感じられる事が一番の気づきでした。

おすすめ

会社経営をされている方。DeNA、南場さんに興味があるかた向け ちなみに、そんなに厚い本ではないので、文体もあって、サクサクと読める一冊でした。

不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦