サイトサーチアナリティクス アクセス解析とUXによるウェブサイトの分析・改善手法
読むきっかけ
UXに関するサイトを見ていると、たまに本の紹介がされ、その時に気になったのが「サイトサーチアナリティクス」でした。ようは、サイト内検索について解析し、サイトを向上させよう!という、お話なんだろうなあ、と思いつつちょっと手を出さないでいました。
でも、色々とありまして、一念発起。読んでみることにしました。
読んでみて
本のタイトルは、「サイトサーチアナリティクス アクセス解析とUXによるウェブサイトの分析・改善手法」とあります。つまり、アクセス解析と、UXという一見すると感じる違和感。UXというと、数値では測れない、測りにくいというイメージがあります。一方、アクセス解析は、数値の世界です。この二つの世界を補完しあえるのだ、という話が後半に進みます。
前半は、サイト内検索の解析手法と、サイト内の改善についてページが割かれています。サイト内検索は、サイト外から来る検索( Google や、Yahoo! )きたユーザーがさらに検索をするので、キーワードの傾向がぜんぜん違うことになります。
後半は、先程の話のとおり、アクセス解析と、UXは、お互いに補完しあえるものであることを示す話になります。でも、そのためには、サイト内検索の手法を説明しておく必要があるわけです。この説明があるからこそ、UXとの補完についてが、効いてくるのだと思います。
UXが、ユーザーのWhy(意図、動機)を探り、アクセス解析は、What(何が起こっているのか?何が起きたのか)を探ります。分析の対象が異なり、方法も異なりますが、解決することはサービスのデザインであることですが、お互いに補完しあえる関係であることがわかりました。
おすすめ
社内で、サイト内検索担当になった人。マーケティングの人。そしてもちろん、(サービスを)デザインする人むけ。
サイトサーチアナリティクス アクセス解析とUXによるウェブサイトの分析・改善手法
- 作者: 清水誠,池田清華,UX TOKYO
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2012/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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