主体的に動く アカウンタビリティ・マネジメント
読むきっかけ
ひょんなことから、手にしてみました。 本を読むきっかけは、色々とあるのがいいと思うので、読むきっかけのメモがいるかなあ、と思ってました。でも、色々とあるからこそ、メモっておいたほうがいいかも?とも思ったり(全然、本と書けないですけれど)。
読んでみて
タイトルの通りで、一人一人が主体的に、活動できているのか?活動したらどうなるのか?ということが、事例と共に書かれています。また、「オズの魔法使い」から得られる教訓を、現在の事例と共に書かれている一冊でもあると思います。
「オズの魔法使い」について、よく知らなかったので、「はて?オズの魔法使い?」と思って読み始めました。知らなくても、最初に「オズの魔法使い」について、あらすじが書かれているので、「オズの魔法使い」について知らなくても大丈夫です(あらすじを読んでみて、宮崎駿の「ハウルの動く城」を思い出していましたが、それは別な話)。
「ラインの上」「ラインの下」「アカウンタビリティ」
本書の中で、「ラインの上」「ラインの下」という言葉が多く出てきます。また、「アカウンタビリティ」という言葉も、多く出てきます。 「アカウンタビリティ」があるのか?無いのか?を「ラインの上」「ラインの下」としています。「アカウンタビリティ」は、
- 自分が問題の当事者であること
- 自分の意志で主体的に行動すること
- 自分だけでなく、周りにも影響を与える・受ける
であると思います(ちょっと自信ないです)。 こうしたアカウンタビリティを持っている社員がいるのか?いないのかで、企業の運命は変わってくる(徐々に、そして突然崩壊する)、と。
で、アカウンタビリティがあると、「企業の運命は変わってくる」ではなくて、企業の運命を変えようとして、自ら動く、となります。
「アカウンタビリティ」は
- 現実を見つめる
- 当事者意識をもつ
- 解決策を見出す
- 行動に移す
のステップができます。
途中で、自分でチェックすることができ、自分は「ラインの上」なのか「ラインの下」なのか?について、知ることも出来ます。
「他に何ができるか?」
「他に何ができるか?」というのも出てきます。 読んでいる途中で思い出したのが「任天堂」の社名の意味。
「任天堂」という名前の由来は、命名者であると目される山内積良が既に鬼籍に入っているため不明であるが、山内溥は「人生一寸先が闇、運は天に任せ、与えられた仕事に全力で取り組む」と定義し、社史に刻んでいる
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%BB%E5%A4%A9%E5%A0%82
全てできることを行ってから、あとは運を天に任せる。だから、「任天堂」だと聞いたことがあります。
コーチング
このアカウンタビリティを、周りの人にも、身につけてもらうのに、必要なのがコーチング。結構なページをさいて、コーチングについて書かれています。 コーチングについては、数年前になんども言われて(チームリーダーとかすると必ず出てくる課題なのかも)、まだまだ出来ないので、コーチングについては、もう少し別途深堀してみたいところです
おすすめ
だれでもオススメなのですが、マネージャーなどの人は、特になんじゃないかと。 でも、チームをつくって仕事をしている以上は、誰でもコーチングというか、お互いを高めあったり、支えあうことが必要になると思います。ということは、チームで仕事をする人にオススメなのかも。
書籍
- 作者: ロジャー・コナーズ,トム・スミス,クレイグ・ヒックマン,伊藤守,花塚 恵
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/09/09
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 134回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 作者: P.F.ドラッカー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/11/10
- メディア: 単行本
- 購入: 20人 クリック: 175回
- この商品を含むブログ (102件) を見る
- 作者: ジム・コリンズ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
読書メモ
今回、読書メモをとっていたんですが、読んでいる途中で、間違って全部消してしまう自体に…。iPhone でよいメモアプリを、探してみようと思うようになりました。なので、読書メモは、途中から。
コーチング
- 相手の話に耳を傾けさせる
- 相手の事情を受け入れる
- 相手に質問する
- コーチする
- コミットする
途中経過をフォローアップする
- 放置しておくこと
- 人間関係が壊れることを恐れて、気まずくなることを口にすること
コミュニケーション不足
- コミュニケーションに問題があるという人ほど、被害者の立場をとっている
- チーム作業を担当する場合、あらゆるコミュニケーションチャンネルをオープンにしておく必要がある